日本の神話では、太陽は天照大神であり、
その神は、女性です。
日本で女性を表す色は、赤系となっているも
太陽の色が赤く見え、太陽を女性ととらえる事に
由来するといわれます。
一方、太陽が男性神とされる国もあります。
中国北方の騎馬民族なども、そのような例で
この場合、赤は男性の色とされます。
赤が女性の色とされることは、世界でも
あまりないのです。
天照大神は、原初、太陽神に仕える巫女であったいう説も
あります。
武の神とされる八幡神は、中国の王の
娘が、日の光に感受して身ごもり、生まれた
とされています。類似の神話が日本の各地にあります。
ここに登場するような娘が、太陽神の妻であり、それはつまり
太陽神に仕える巫女であり、天照大神の根源とみられるのです。
神話が、政治的な意図で編纂される中、天照大神が太陽神と
されるようになったのではないかといわれます。
赤を女性の色とするのは、日本の文化に特徴的に
見られるものです。幼い女の子が、赤系の色を好むのも
歴史的宗教的背景があるのです。