年の瀬を迎え、神社・仏閣では、すす払いの行事や、舞妓さんたちの「事始め」などが行われる時期となりました。 今月は大掃除、クリスマスや年賀状など、みなさん色々な準備に追われることでしょう。「面倒だな」と思うこともあるでしょうが、来年の準備をしておくことはとても重要なのです。 『チャンスはよく準備された心にのみ微笑む』 これは狂犬病ワクチンの発明で有名なルイ・パスツールの言葉です。彼はじんましんを治療するための実験中に、乗り物酔いに苦しんでいた患者から「車酔いに効果があった」と告げられました。それを聞いた医師たちがその薬を使って大々的な実験をしたところ、船酔いなどにも効果がありました。現在でも抗ヒスタミン薬はじんましんの薬の他、乗り物良い防止薬として使われています。 おそらく彼は“世の中の役に立つこと”を目的にしていたのでしょう。だから予想外の結果も前向きに受け止めることができ、この副産物が得られたのではないでしょうか。 事の大きさは違いますが、私たちにも、このようなことは日常に起こっています。 例えば、受験のために古文の勉強をしていたら日本語の文法や歴史、漢字に興味を持つようになった…。受験には関係がないけれど、将来進む道が広がります。 もっと身近な例で言えば、大好きな人のために肉じゃがを作ろうと思ったけれど、じゃがいもが煮くずれてしまったので、カレーにしたら喜んで食べてくれた…。 結果が変わっても、自分の幅を広げるために、とか、大切な人においしいものを、という目的は達成できています。 しかし、その幸運に気づくためには、心の余裕が必要です。目の前の忙しさに追われていると目的の本当の意味を見失い、心にも余裕がなくなってきます。そんなときには、神さまのもとを訪れて、今年一年、無事に過ごせた感謝の気持ちを伝えてください。そうすればこの年の瀬は、心に余裕と福が来て「福の瀬」となり、有意義に過ごせることでしょう。
朝夕はめっきり冷え込むようになり、山の色が緑から黄色、橙色に変わり始めてきました。山頂付近で始まった紅葉が街へと降りてくるのには、あと数週間。 本格的な冬を迎える前の、この時期に、じっくりと今年の振り返りをして、次の1年の心支度をしておきましょう。 「今月のお告げ」では、色々な角度から“目標を達成すること”を書いてきましたが、あなた自身が立てた目標はどれだけ達成できたでしょうか? ここで、もう一度、目標について考えてみましょう。 目標とは、言いかえれば“なりたい自分”です。こんなふうになりたい、あんなふうになりたい、という願望を目標にしているのではないでしょうか。 このときに気をつけたいのが“なりたい自分”になるとはいっても、今とはかけ離れた自分になることを目標にすれば、自分らしさを見失ってしまいます。例えば、コツコツやるタイプなのに、一足飛びに色んな事をやろうとすると、目標を達成するどころか、きちんとできなくて挫折してしまうことになりかねません。 自分がどんなタイプなのかは、過去に失敗したことを振り返って、その原因を考えてみるとわかるのではないでしょうか。失敗した原因がわかれば、次からは違う方法でやればいいのです。 目標に挑んでいく過程には、視点を変えてみることも重要です。等身大の自分を大切にすることで、自分の長所をあらためて実感したり、こんなこともできるのだ、と新しい発見もあるでしょう。 しかし、自分が大好きなこと、心の底からやりたいと思うことが何だったのか、見失ってしまうこともあります。そんなときは、神さまのもとを訪れて心を清らかにしてください。そうすれば自分が求めていたのが何だったのか、自然と見えてくることでしょう。
風が爽やかになり、ようやく本格的な秋がやってきましたね。 10月は稲刈りの季節。田んぼの水を落とせば、黄金色に輝く美しい風景が見え、同じ場所が季節によって違う美しさを見せることに、自然の息吹を感じます。 人の心もまた、時の移り変わりによって変化していくのではないでしょうか。 例えば、春に決意したことが、今ではそれほど苦労することもなく、楽しんでできていたりするのは、日々、蓄えてきた経験や学びがしっかりと根付いているということです。 逆に、春に決意したことが変わった、という人は、それがどんな理由で変わったのかを見つめてみてはどうでしょうか。無理をせずにできる目標を立てられたかどうかを見直して、目標を立て直すことも必要かもしれません。 田んぼの稲も、太陽や水など、微妙な環境の変化で実りに差が出ます。人間も、心のもちようや環境などで、目標を達成するのに差が出てくるのは当然のことです。 過ごしやすい時期になった今、稲刈り前の落とし水をするのと同じように、自分の心に溜まったものをきれいに落として、気持ちの整理をし、次のステップへの準備をしましょう。
心の準備をする、というのはとても重要なことです。何をするにしてもまずは「やるぞ」と決めておかないとスムーズにできないからです。しかし、なかなか「やるぞ」という気にならないときもあることでしょう。 そんなときには神さまのもとを訪れて、心を清めてください。そうすれば、心が穏やかになり、また新たにがんばる気力が湧いてくることでしょう。
9月とはいえ、まだ太陽が照りつけていますが、秋の気配は漂っています。 空にはいわし雲が見られ、草むらでは鈴虫など秋の虫が鳴き始めました。秋を感じることで、心も爽やかになり、涼しさを感じられます。 季節の変わり目にあるこの時期は夏の疲れを引きずっていることも多く、さらに体調をくずしてしまうこともありますので注意が必要です。 ちょっと疲れたときには空を眺めてみてください。高くなった秋の空にはいわし雲がなびき、その無数の切れ目を見ているだけで、気持ちも穏やかになってくることでしょう。 9月は、暑い夏と戦ってきた心と体を休め、のんびりと過ごすことで、次へのステップを踏み出すことができるのだと思います。 目標を達成するには、毎日続けるということも大切ですが、休むことも必要です。 例えば、筋力トレーニングでも、毎日するよりも、1日トレーニングをして次の日は休む、ということをしないと、筋肉が修復されずに効果が出ないといいます。 人の心も同じで、頑張るばかりでは疲れてしまいます。時には頑張ることを休んで、ゆっくりと大切な人との時間を楽しんだり、家族や友人と話したりすることでリラックスしましょう。そうする中で、心の風通しも良くなり、新たな気づきや、課題に向けて頑張る気持ちも出てきます。 そして、神さまのもとを訪れて神聖な空間に身を置いてください。そうすれば、あなたの心と体に、生き生きとした活力が湧いてくることでしょう。
夏休みのシーズンを迎え、帰省する人、旅行に行く人、家でゆっくりする人、さまざまだと思いますが、この時期には、普段は会わない人と会うことも多いでしょう。 親戚や昔の友だちに会うことで、自分を再発見することがあります。 例えば、親戚に「あなたは子どもの頃、何かをやりだしたらご飯を食べるのも忘れるくらい集中していたわね」と言われて、夢中で遊びに専念していたことを思い出す…。 友だちに「昔から負けず嫌いだったけど、今でもそうなの?」と聞かれて、必死で目標に向かっていた記憶がよみがえる…。 人は、時がたつにつれ、夢中になってやっていたことが惰性に流されたり、目標がかすんできたりすることも多いでしょう。そんなときに、自分が忘れかけていたことを覚えている人と会い、過去を知ることで、今を見つめなおすことができます。 今、全力で頑張ることができているか?と自分に問うことで、また新たなやる気が湧いてくるかもしれません。 今年も残すところ5か月。この夏休みを利用して、自分のルーツを探り、目標に向かって生き生きと行動してほしいと思います。 そして、神さまにも「自分はこれをやり遂げます」と宣言しておけば、きっとお力をかしてくださることでしょう。
初夏を迎え、睡蓮の花が見ごろとなっています。 睡蓮の名前の由来は、日中に花が開いて午後になると閉じることから、日中は起きて夜は眠る、人間の生活サイクルに例えて「睡眠する蓮(ハス)」=「睡蓮」となったそうです。 睡蓮は、水の底の土や泥に根を張って水面に葉と花を出して生きています。 淀んだ沼からは想像もできないような美しい花を咲かせる…このことは、どんな環境であっても、花を咲かせる=成功をおさめることができる、ということを教えてくれているようです。 私たちが生きている環境も、それぞれに違います。夢を実現するのに恵まれた環境ではないかもしれません。だからこそ、叶えたい願望が強くなるのだと思います。 ひたむきに何かに取り組んでいると、その姿を見ている人が必ずいます。手を貸してくれる人も現れてくるでしょう。あなたが一生懸命にやっているその姿に心を打たれた人が「サポートをしたい」と思うのではないでしょうか。 例えばサッカーでも、「サポーターの応援があったから勝てた」ということがあるのと同じように、サポートをしてくれる人と一緒に夢を共有できれば、心が折れることもなく、夢を実現することにも加速がつき、環境も整っていきます。 純粋に努力を続ける人は、神さまが後押ししてくださるのだと信じて、夢の階段をひとつひとつ上って行ってください。
しとしとと雨が降る、梅雨の季節がやってきましたね。 雨が続くと、なんとなく気持ちもどんよりとしてやる気が出ない…そんな人も多いのではないでしょうか。 やる気が出ないときは、まず、自分の部屋のいらないものを捨てて、片付けてみましょう。ずっと部屋の片隅に積み上げている雑誌の山や、いつか役に立つかもしれないと思っている情報の資料、なんとなく出しっぱなしにしている細々としたモノ達が、あなたの部屋にあふれていませんか? モノを片付けるためには、いるものといらないものを判断しなればいけません。それには「読んでから3か月経った雑誌は捨てる」など、自分なりの基準を持つことが必要です。この、自分なりの基準やモノの定位置を決める、という作業を行うことで、頭の中も整理できて「やるべきこと」も明確になり、やる気も出てくるのです。 片付けたり掃除をすることは、自分の身の回りを清めることでもあります。そして、必要なモノを活用して今という時間を大切にすることにつながります。 一年の折り返しの月である6月。年頭に立てたあなたの目標は、今、どのくらい進んでいますか? すっきりきれいになった空間で、もう一度自分の目標を点検してみましょう。 神さまのもとを訪れて、改めて「がんばります」と宣言してみるのもいいですね。がんばっているあなたを、神さまが応援してくださることでしょう。
4月から新しい環境でスタートした人は、このゴールデンウィークで1か月間の緊張から少し解放されて、ほっと一息つく頃ですね。 学生でも、社会人でも、集団の中で何かをするには、誰かと協力をすることが欠かせません。その人間関係を充実したものにできるかどうかが、目標を達成するカギではないでしょうか。 日本には「以心伝心」や「あうんの呼吸」など、言葉に出さなくても伝わるという独特のコミュニケーションがありますが、これは「何も言わなくてもわかる」ということではなく、まず「相手の気持ちを考えてみる」というコミュニケーション法なのだと思います。自己主張をすることは大切ですが、自分の都合で自分ばかりを押し通すと、人間関係はうまくいきません。 キャッチボールをするときに、相手が受け止められるようにボールを投げるのと同じで、まず、相手の立場にたって言葉を投げかけることが、人間関係をスムーズにする基本です。 相手の立場に立っていれば、望む成果が出せなかったとしても、相手を責めずに「自分はどうすれば良かったのか」と反省することができます。そうすることで、自分の努力するべきところが明らかになり、また前へ進むことができるのです。 相手に対しての好奇心を磨き、周りの人たちとの良い関係を築ける人は、成果の喜びもわかち合えることでしょう。そんな「和」の心を持った人こそ、神さまも応援してくださるのです。 とはいっても、自己中心的になってしまうこともあります。そんなときは、神さまのもとを訪れて、自分を見つめ直してみましょう。
風も日差しも暖かくなり、木々の緑も鮮やかになってきました。 この時期はただ外を歩くだけで、春の陽気を全身に感じられ、気分も晴れる…そう感じる人も多いのではないでしょうか。何となくウキウキしたり、うれしくなったりするのは、 草花が芽吹く、自然の気が影響しているのだと私は思います。 自然のエネルギーは、私たちに何を伝えているのでしょうか? 私は、「楽しむこと」とか「感謝すること」を伝えてくれているように感じます。 だから、朝起きて、空が晴れているだけで、気分が良くなるのでしょう。 私たちが生まれてきたのは、この人生を喜んで生きること、楽しむことのはずです。 さまざまな人生の目標も、突き詰めれば「自分がより良く生きるため」ですよね。それには、自分の周りに感謝すること、一緒に楽しむことが大切です。 人間は一人で生きているわけではないので、自分のためだけを考えていたら、本当に楽しむことはできません。 人間の本能には「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という欲求が備わっているそうです。自分だけのために何かをする、ということは本能に逆らっているのです。 往々にして、自分のためだけに何かをする人よりも、誰かのために何かをする人のほうがうまくいくのはそのせいではないでしょうか。そういう人は、連鎖的にいいことが起きて、多くの人に喜びをもたらす結果を生み、自分も喜びを感じられるのです。 とはいっても、人のために何かをするにはきっかけがないと難しいかもしれません。そんな人は、まず、神さまのもとを訪れて「自分の力を有効に使わせてください」とお願いしてみましょう。そうすれば、自分が無理なくできること、例えば、朝、笑顔で家族にあいさつをするだけでも、喜びの連鎖をつくることができるのではないでしょうか。
春の日差しを喜ぶかのように、桃や沈丁花の花が今にも開きそうです。 3月は、卒業や進学、社会人なら年度末になり、4月からの新しい生活に心が弾む時でしょう。暖かな陽気に誘われて、何か新しいことを始めよう、という気になってくるのがこの時期ではないでしょうか。 新しいことを始めるのではなくても、今、がんばっていることを見つめなおしてみることも大切です。 あなたは、失敗したら「もうダメだ」とあきらめていませんか? 今までがんばってもできなかったのだから、自分には向いていないんだ、と思っていませんか? それは、自分だけの力でやろうとしているからではありませんか? 例えば、映画を作る時、監督がいくら多才であっても、すべてを一人でやることはできません。歌手も、演奏者がいるからこそ歌えるのです。 あなたは、一人でがんばらなくてもいいのです。肩ひじ張らずに周囲の人の力を借りましょう。 ただし、人の助けを借りるには相手に誠意を示すことが大切です。この場合の誠意とは、正直に熱心に夢に向かって取り組むとだと思います。自分だけのためではなく、お互いが高めあえるような方法で、人の力を借りればいいのではないでしょうか。 仲間と一緒に夢をかなえる方が、喜びも倍増して、みんながハッピーになれます。 とはいっても、今まで一人でがんばってきた人には、いきなり人の力を借りようと思っても難しいかもしれません。そんなときは、神さまのもとを訪れて、まずは神さまに「お力を貸してください」とお願いしてみましょう。そうすれば、あなたのやりたいことに手を貸してくれる人との出会いを授けてくださることでしょう。
お正月気分もすっかり抜け、春に向けての準備を始める頃ですね。2月は草木の芽が張り出す月であることから「草木張月(くさきはりづき)」とも言われています。 寒い冬を乗り越えて、春の光に向かって芽を出す最終段階がこの時期なのでしょう。 受験生はこれからが本番。就職活動をする人も、スタートを切る時期です。 社会人なら決算期に向けて目標を達成する時期かもしれませんし、恋愛においてはバレンタインデーという日に向けて、告白というアクションを起こす時期。 このように考えると、多くの人が何らかの「結果」を出す段階が2月なのではないでしょうか。 ここまでくるのには、意欲を失いそうになったり、不調のときがあったかもしれません。 でも、その時々に乗り越えてきたからこそ、結果を出すところまでたどり着いたのです。 苦しかった日々を思い起こせば、今は楽になったのではありませんか? がんばった人が報われないのは悲しいことだと私は思います。あなたがやってきたことは、きっと良い結果につながる、と信じましょう。 万が一、望んだ結果にならなかったとしても、あなたの努力が無駄になることはありません。結果はあなたの人生の通過点の一つなのですから。そして、積み重ねてきた経験は、いつか必ず役に立つのです。 がんばってきた自分を信じること、それを「自信」と言うのです。リラックスしてこれまでやってきたことを素直に表現してください。 とはいっても、やはり本番では緊張するかもしれません。そんなときは、神さまのもとを訪れて「実力が発揮できますように」とお願いしてみましょう。そうすれば気持ちも落ち着き、持っている力を十分に発揮できることでしょう。
毎年のことですが、新しい年を迎えるというのは、何とも清々しい気分になるものです。年が変わると、何もかもが新しくスタートするような、そんな気になれるのも、新年ならではの楽しみですね。「今年はこれをやるぞ」と決意された方も多いと思います。 あなたは、今年、どんな目標を立てましたか? どんなに大きな目標でも、達成するためには小さなことの積み重ねが必要です。 例えば、あるマラソン選手は「あの電柱まで走ろう」と少し頑張れば達成できるゴールを設定しているそうです。そして電柱まで来たら「次の電柱まで行ってみよう」と、続けて走る。その繰り返しでフルマラソンを走りぬくことができるのでしょう。 大きな目標ばかりに目を向けていては「頑張っているのにまだまだ遠い」と感じてしまうでしょう。しかし、大きな目標に向かうための小さなゴールを設定しておけば、日々、達成感を味わいながら、「気づいたら大きな目標を達成できた」となるのです。 まずは、楽しんで続ける工夫をしてみましょう。ジョギングなら景色を楽しむ、とか、風や街、自然の空気を楽しむことができそうですね。 英語の勉強なら毎日、一つは英単語を覚えるとか、仕事なら自分で今日はこれをやるぞ、とノルマを決める、など。そして、1週間できたらごほうびとして、好きなものを食べに行くとか、映画を観るとか、気分をリフレッシュして、やる気につながるようにすることが、努力を続ける秘訣です。 それでも、目標を見失ってしまうことがあるかもしれません。そんなときは、目標自体に無理がなかったか見直してみましょう。そして、神さまのもとを訪れて、もう一度、自分の心に語りかけてみてください。そうすれば、神様があなたに何が必要なのか気づかせてくださることでしょう。