えんむすびの神さま 京都地主神社
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参拝時間 午前9時〜午後5時
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宮司の言葉(バックナンバー)
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平成29年度分バックナンバー
平成29年9月 「虫の声」「長月」「敬老祭」「長寿箸」
 朝夕に聞く虫の声に、秋の風情が感じられる頃となりました。

 虫は、鈴虫。ひぐらし。蝶。松虫。きりぎりす。(枕草子)
(虫は、鈴虫。ヒグラシ。チョウ。松虫。蟋蟀(こおろぎ)が風情がある)

 日に日に日が短くなり、夜が長くなっていく9月。9月を「長月(ながつき)」とも呼ぶのは、秋の夜長にちなむという説もあるそうです。

  長月二十日のころ、ある人に誘はれ奉りて、明くるまで月見歩(あり)く(徒然草)
  (9月20日頃、ある方にお誘いいただき、夜明けまで月を見て歩く)

 かつて、月には若返りの水があるとされていました。

  高山(たかやま)も高くもがも 月夜見(つくよみ)の持てるをち水 い取り来て(万葉集)
  (あの山がもっと高かったら、月の神が持っておられる若返りの水を取ってきて)

 地主神社の境内地も、山の上にあります。古くは「蓬莱山」と呼ばれ、不老長寿の霊山として信仰を集めていたと伝えられてきました。

 9月23日の「敬老の日」には、長寿と健康を願う「敬老祭」を執り行い、70歳以上の方に「長寿箸」と「開運こづち」を授与いたします。

 生きながらえるための食事をいただく箸は、神代の昔から暮らしに欠かせないものでした。

  箸その河より流れ下りき(古事記)
  (箸がその川を流れ下ってきた)

 どうぞ古希を迎えられる皆さまは、ぜひ長寿箸をお授かりいただき、よりいっそうのご長寿と健康をご祈願くださいませ。ご家族の皆さまもぜひ地主神社にお立ち寄りいただき、末長い健康をご祈願ください。おしあわせに。


平成29年8月 「八朔」「えんむすび地主祭り」「立秋」
 いよいよ8月。青空にそびえ立つ入道雲は、まさに夏の風物詩です。

  蟻(あり)の道雲の峰よりつゞきけり(一茶)
  (蟻の道は雲の峰から続いているのだなあ)

 そんな青空の下に広がる田んぼでは、もう稲穂が実り始めています。
 8月1日は、八朔(はっさく)。「八朔」は「八月一日」という意味で、刈り取った最初の稲穂を贈る習わしがありました。

  風渡る野田の初穂(はつほ)のうちなびきそよぐにつけて秋ぞ知らるる(夫木和歌抄)
  (風が渡る野中の田んぼの初穂が揺れ動き、そよそよと音を立てるにつけても秋と気づかされる)

 みずみずしい初穂には、お世話になった人への感謝の気持ちや、豊作を願う心が込められていたことでしょう。

 地主神社でも、8月6日には月例祭「えんむすび地主祭り」を執り行い、縁結びや恋愛成就、開運招福を祈願いたします。どうぞ末長いご縁やご幸福を授かりに、ぜひご参拝くださいませ。

  みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐりあひける縁(えに)は深しな(源氏物語・澪標)
  (身を尽くして恋をしている証拠に、ここに来てまでもあなたとめぐり会えたご縁は深いものなのですね)

 8月7日は立秋。早いもので、暦の上ではもう秋です。

  病葉(わくらば)に取り付いて蝉(せみ)のもぬけかな(蕪村)
  (虫が喰った葉に、ずっと取り付いている蝉の抜けがらであるよ)

 盛夏から残暑へ、まだまだ暑い日も続くことでしょう。京都散策の折にはぜひ地主神社を訪れていただき、すがすがしい境内でお過ごしくださいませ。おしあわせに。


平成29年7月 「七夕祭」「大笹」「七夕こけし」「恋占いの石」
 7月7日は、七夕。
 織姫と彦星の伝説は中国から伝わりましたが、日本でも古くから、天上には美しい布を織る女性がいるとされていました。『古事記』には、そんな機織女(はたおりめ)の美しい姿も描かれています。

  天(あめ)なるや 弟棚機(おとたなばた)の 項(うな)がせる 玉の御統(みすまる)(古事記)
  (空の上で機(はた)を織るという若い女性が首にかけている首飾りの玉よ)

 天の川では、かささぎが翼を寄せ合い、織姫と彦星が会えるように橋を渡すとも考えられていました。『枕草子』でも、その風情がたたえられています。

  橋は(中略)かささぎの橋。(枕草子)
  (橋は(中略)、天の川にかささぎが渡すという橋も風情がある)

 地主神社でも、7月7日は「七夕祭」を執り行います。
 本殿の両脇にしつらえた大笹には、ご自分とお相手のお名前を書き添えた「七夕こけし」をつるし、恋愛成就をご祈願ください。ご縁を授かりたいかたのイメージをお書きいただくこともできますので、お相手を探しておられる方も、ぜひご祈願くださいませ。

 そして、7月17日は「海の日」。四方を海に囲まれた日本では、海にまつわる多くの伝説が語りつがれてきました。
 海には「わたつみ」という神さまがいらっしゃるとされ、『万葉集』の歌にも詠まれています。

  潜(かづ)きする海人(あま)は告(の)れどもわたつみの心し得ねば見ゆといはなくに(万葉集)
  (海に潜る海人は、呪文を唱えても海の神さまの心を得なければ(真珠が)見つからないというではないか)

 はるか縄文の昔、古都・京都も湖の底にありましたが、地主神社のあたりだけは陸地であったと伝えられます。そんな縄文時代の遺物とされるのが「恋占いの石」です。太古の昔からご縁を見守ってきた石で、どうぞ恋の行方をお占いくださいませ。
 きらめく星空と海原に想いをはせる夏、皆さまのもとに、織姫と彦星のようにすてきなご縁が訪れますように。おしあわせに。


平成29年6月 「夏越しの大祓」「茅の輪」「人形祓い」
 梅雨入りの季節となりました。雨の日に欠かせない傘は、飛鳥時代に伝来したとされています。

  百済の聖明王、(中略)幡(はた)蓋(きぬがさ)若干(そこら)、(中略)を献(たてまつ)る。(日本書紀)
  (百済の聖明王が、幡(はた)と蓋(きぬがさ)を差し上げた)

 うっかり忘れがちな傘ですが、『枕草子』でも出先で雨に降られてしまい、迎えの者が持って来た傘をさして帰る人の姿も描かれています。

  まめやかに降れば(中略)かさ持(も)て来たるをささせて(枕草子)
  ((雨が)本格的に降ってきたので、(中略)傘を持ってきたのをさしかけさせて)

 時には家でゆっくり、雨音に耳を澄ませてみるのもよいものです。『万葉集』には、大切な人とくつろげる雨の日を心待ちにする歌も詠まれています。

  ひさかたの雨も降らぬか雨(あま)つつみ君にたぐひてこの日暮らさむ(万葉集)
  (雨でも降らないかな。雨に包まれてあなたと一緒に今日の日を暮らそう)

 やがて梅雨から夏へ、一年も半分の折り返し地点を迎えます。昔から、6月30日は半年間のけがれを祓い、残りの半年の無病息災を祈願するという習わしがありました。

  水無月の夏越(なごし)の祓へする人は千歳(ちとせ)の命延ぶといふなり(拾遺和歌集)
  (6月の夏越しの祓いをする人は、寿命が千年も延びるというそうだ)

 地主神社でも、6月30日には「夏越しの大祓祭」を執り行います。境内にしつらえた大きな茅の輪は、地主神社の祭神である素戔鳴命(すさのおのみこと)が、旅先の宿の主人に小さな茅の輪を授けたのが始まりです。

  茅の輪を以ちて腰に着けたる人は、免れなむ(風土記)
  (茅の輪を腰に着けている人は、病気にかかることはないでしょう)

 地主神社でも、茅の輪守りをお授けいたします。また、紙人形にけがれをうつす「人形(ひとがた)祓い」をお受けいただくこともできます。
 どうぞ、この夏もお健やかにお過ごしいただき、これからの半年間も充実した毎日を送られますように。おしあわせに。


平成29年5月 「例大祭 地主祭り(神幸祭)」「端午の節句」「薬狩」「五月人形」
 5月5日は、端午の節句。
 地主神社でも、皆さまの末長い健康と家内安全などを願って「例大祭 地主祭り(神幸祭)」を執り行います。
 これは、約千年前に天皇の勅命により行われた臨時祭を起源とするもので、こうした由緒のある例大祭はまれです。
 江戸時代には、その賑わいを讃えた句も詠まれています。

  宗盛も車にみゆれ地主祭り(紫暁)
  ((かつて地主桜を愛でたという)平宗盛も車で現れるよ、地主祭りに)

 端午の節句は、もともと薬狩りといって、夏に向けて薬草などを採る日でした。
 今から1400年ほど前の5月5日に、薬狩が行われたという記録も残っています。

  五月の五日に、(中略)薬猟(くすりがり)す。(日本書紀)
  (5月5日に薬狩をする)

 ショウブやヨモギなどの香り高い薬草を摘んで薬玉を作り、軒につるして健康を願いました。

  菖蒲(しやうぶ)ふかでは、ゆゝしからんを、(蜻蛉日記)
  (端午の節句にショウブを軒に挿さないと縁起がわるいでしょうから)

 ショウブをかずらに編んで、頭に飾ることもあったようです。

  (前略)ほととぎす来鳴く五月(さつき)のあやめぐさ蓬(よもぎ)かづらき(後略)(万葉集)
  (ホトトギスが鳴く五月、ショウブとヨモギをかずらにして)

 やがて、ショウブは武勇を重んじる尚武(しょうぶ)に通じることから、ショウブを冑(かぶと)の形に作るようになりました。そこへ武者人形も飾るようになり、現在の五月人形となったといわれています。

 地主祭りの神幸行列でも、勇壮な武具をまとった武者や、美しい衣裳を着けた稚児、地主桜を献上した白川女などが、新緑の中を華やかに練り歩きます。どうぞ、ご参拝いただき、ご健康や厄除けをご祈願くださいませ。おしあわせに。


平成29年4月 「えんむすび祈願 さくら祭り」「満開」「地主桜」「白川女」
 ことしも桜の花の季節となりました。三分咲き、五分咲き、九分咲きと、満開を心待ちにする方も多いことでしょう。

  うちなびく春来たるらし山の際(ま)のとほき木末(こぬれ)の咲きゆく見れば(万葉集)
  (春が来たようだ、山あいの遠くのこずえに花が次々と咲いていくのを見ると)

 『徒然草』には、満開を迎える日を計算した一節もあります。

   花のさかりは(中略)立春より七十五日、おほやうたがはず。(『徒然草』)
   (桜の花盛りは、立春から七十五日目でだいたい違いない)

 地主神社にも、伝来の地主桜をはじめとして、ソメイヨシノや朝日山、黄桜といった桜が次々と満開を迎えます。なかでも、地主桜は一本の木に一重と八重の花を付けるという珍しい桜で、満開の姿はとりわけ見事です。
謡曲「田村」でも、その美しさが讃えられています。

  おのづから 春の手向(たむけ)となりにけり 地主(ぢしゅ)権現(ごんげん)の 花盛り
   (自然にそのまま春の手向けの花となっていることだ、この地主権現の花盛りの花は)

 かつては、地主桜の枝は、白川女が御所へと献上するならわしでした。その故事にちなみ、4月9日の「えんむすび祈願 さくら祭り」でも、白川女による桜の献花を行っています。

 江戸時代には、満開の花ごしに見る都大路を「花の都」と讃えた句も詠まれています。

  地主からは木の間の花の都かな(北村季吟)
  (桜の花の間から見る京の町は、まさに花の都だ)

 「えんむすび祈願 さくら祭り」では、この句が刻まれた句碑の前で献詠いたしますとともに、地主桜にゆかりの謡曲「田村」と「熊野」を奉納いたします。

 出会いの季節の春は、ぜひ花いっぱいの地主神社にご参拝いただき、新たなご縁をお授かりくださいませ。おしあわせに。


平成29年3月 「ひな祭り」「人形(ひとがた)祓い」「西王母の桃」「桃始笑」
 3月3日は、桃の節句。桃は古くから邪気を祓う神聖な植物とされ、『古事記』にも桃の実を投げて難を逃れる場面が登場します。

  桃子(もものみ)三箇(みつ)を取りて、待ち撃てば、(古事記)
  (桃の実三つを取って投げつけると)

 多くの実を結ぶ桃は、子孫繁栄や長寿の願いも込められました。中国には、三千年に一度だけなる桃の実を口にすると長生きできるという伝説があります。その木の持ち主である西王母(せいおうぼ)という女神さまの誕生日は、3月3日とされているそうです。

  三千年(みちとせ)になるてふ桃の花盛り折りて挿頭(かざ)さむ君がたぐひに(落窪物語)
  (三千年に一度実がなるという桃の花を髪に挿して西王母の長寿にあやかろう)

 3月3日のひな祭りに桃の花を飾るのも、末長く健やかな成長を願ってのことなのですね。
 ひな人形も、もともとは紙で作った人形にけがれを移して水に流すという習わしがありました。『源氏物語』には、光源氏が人形を船に乗せて海へと流し、お祓いをする様子が描かれています。
  舟にことことしき人形乗せて流す(源氏物語)
  (舟に人形(ひとがた)を乗せて流す)

 地主神社でも、古来より神道に伝わる「人形祓い」をお受けいただけます。厄除けや悩み事解消などの願い事を書いて紙の人形に息を吹きかけ、水に流すというものです。ひな祭りにちなみ、ぜひご祈願ください。

 やがて3月10日は「桃始笑(ももはじめてさく)」。桃の花がほほ笑むように咲き始める頃です。

  桃の花の、いま咲きはじむる(枕草子)
  (桃の花がちょうど咲き始める)

 地主神社でも、照手水密といった桃や福寿草、枝垂れ梅などの花々が次々と愛らしい顔を見せ始めます。みずみずしい自然の息吹があふれる境内で、ぜひ春のご縁をご祈願くださいませ。おしあわせに。


平成29年2月 「節分祭」「福豆」「開運こづち」「立春」
 2月3日は、節分。鬼を追ってまく豆には不思議な力が宿るとされ、神さまのおからだから生まれ出たものとされていました。

  二つの目に稲種(いねだね)生(な)り、(中略)尻に大豆(まめ)生りき。(古事記)
  (二つの目に稲種ができ、(中略)尻に豆ができた)

 地主神社でも2月3日に「節分祭」を執り行い、福豆をまいて厄除け・開運招福・病気回復を祈願いたします。「福豆」(1袋500円)の授与も致しております。ぜひご参拝くださいませ。

 節分の翌日は、立春。昔は立春が一年の始まりとされ、新年の始まりと春の訪れをよろこぶ日でした。

  ひさかたの天(あめ)の香具山この夕(ゆうへ)霞たなびく春立つらしも(万葉集)
  (この夕方は天の香具山に霞がたなびいている。春になったようだなあ)

 まだまだ寒い日も続くとはいえ、少しずつ日差しも明るくなってゆくことでしょう。

  袖ひぢてむすびし水のこほれるを 春立つけふの風やとくらん(古今集)
  (夏に袖を濡らしてすくった水が冬の間は凍っていたのを、立春の今日の風がとかすことでしょう)

 輝き始めた風に誘われるように、花のつぼみも膨らみはじめます。

  梅一輪いちりんほどの暖かさ(服部嵐雪)

 小さな春の足音に耳をすませつつ、おかぜなど召されぬよう、どうぞ健やかにお過ごしくださいませ。おしあわせに。


平成29年正月 「えんむすび初大国祭」「初詣」「祝詞(のりと)」
 あけましておめでとうございます。

 近ごろはスマホやパソコンのゲームが人気ですが、お正月といえば羽根つきや凧(たこ)揚げといった昔ながらの遊びも思い出されます。童心に返って遊んでみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  正月の子供になりて見たき哉(かな)(一茶)
  (お正月を楽しく遊んで過ごすような子どもになってみたいものだなあ)

 家族や友人と初詣に行くことを楽しみにしていらっしゃる方も多いことでしょう。ところが、江戸時代の俳聖・松尾芭蕉は、うっかり遊びすぎて、二日に新年を祝うこともあったようです。

  二日にもぬかりはせじな花の春(芭蕉)
  (二日は油断しないぞ。初日の出を拝んで初春を祝おう)

 地主神社では、元旦から3日までの三が日、午後2時より「えんむすび初大国祭」を執り行います。古代縄文より伝わる石笛を奏して神さまをお呼び申しあげ、良縁成就、開運招福をご祈願いたします。

 長い年月を経ても形をかえることのない石や岩は、昔から神さまのいらっしゃるところとされてきました。

  天(あめ)の石位(いはくら)を離れ、天の八重たな雲を押し分けて、(古事記)
  (天上にある岩でできた神様の居場所を離れ、たなびく雲を押し分けて)

 また、一年の良縁を願って祝詞(のりと)を読み上げます。昔から「言葉」には神さなのお力が宿るとされ、良い言葉は幸せをもたらすと信じられてきました。

  そらみつ 大和(やまと)の国は(中略)言霊(ことだま)の幸(さき)はふ国(万葉集)
  (やまとの国は、言葉の力が満ち、幸福があふれる国です)

 「えんむすび初大国祭」にご参拝いただきました皆さまには、「開運こづち」を無料授与いたします。
 どうぞ本年もぜひ地主神社にご参拝いただき、素晴らしいご縁をお授かりくださいませ。おしあわせに。


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