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七夕特集

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白うさぎの星空講座

第四講座 人はなぜ、星を見るようになったの?人と星座の歴史を学ぼう。さて、今回からは星座の歴史について学んでみよう☆星の配置から、それらを結んで動物や人などに見立てたものを「星座」というよね。まだ星座が存在していなかった古代、人々は満天に輝く星空を、夜ごとどんな風にながめていたんだろう?

星座はこうして生まれた

古代の人々にとって、星座は季節や時刻を知ることができるとても大切なものでした。今からおよそ五千年前の紀元前3000年ごろ、今のイラクがあるあたり、チグリス・ユーフラテスの両大河にはさまれたメソポタミア地方に古代カルデアの人々が羊の群れを追って生活していました。彼らは夜空に美しく光る星のならびを身近な動物(羊やヤギ、牛など)や人間のすがたに見立て、この頃「星座」が生まれたと考えられています。
その後、シュメール人によって古代メソポタミア文明が起こり、この頃にさそり座などの星座ができたのではないかと言われています。メソポタミア地方に伝わる星座の名前がシュメール語で伝わっているからです。それらの星座は後にギリシアに伝わり、はなやかな神話と結びついて今の星座として親しまれています。

星座作りの大ブーム

紀元2世紀、古代ローマの天文学者、クラウディオス・プトレマイオスが48の星座を記録してまとめました。この星座は、古代メソポタミアからギリシアまで、増えることも減ることもなく数千年も使われ続けました。しかし、実はこれには南半球でしか見えない星は含まれていませんでした。
15世紀以後、ルネサンス後のヨーロッパに大航海時代が訪れると、アメリカ大陸の発見、インド航路の開拓など、世界が一気に広がりました。初めて南半球の星空を目にした船乗りたちは、夜ごと美しい星空をながめ、新しい星座を作っていきました。
その後1603年にドイツのバイヤーが作った星図「ウラノメトリア」に、南半球の星座12個が正式に紹介されたのをきっかけに、星座作りの大ブームが始まりました。20世紀初めまで、星座を作ることに関する決まりが特になかったため、誰でも星座を作ることができました。17世紀にオランダで望遠鏡が発明されると、肉眼では見えなかった暗い星も観測できるようになりました。するとそれまであったプトレマイオスの48星座の間のすき間にも、星座が作られるようになりました。

星座作りのルールと星図の完成

19世紀まで続いた新星座作りのブームで、一時は夜空に120個もの星座がひしめいていた時期がありました。星座の境界線もあいまいで、またあまりにも多くなってしまったため、星座作りにルールを設けることになりました。1928年の国際天文学連合の会議で、現在の88の星座と、星座星座の間の境界線が決まりました。そしてその2年後の1930年、それらを整理して正式な星図が完成しました。

七夕こけし 七夕祭
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