索餅(さくべい)
索餅はその昔七夕に食べられていた食べ物です。後にそうめんを食べる習慣になりますが、このそうめんの先祖こそが索餅だと言われています。「索麺」とも呼ばれ、のちにその「さくめん」が「そうめん」に変化したとも言われています。
索餅が日本に伝わったのは奈良時代。小麦粉と米の粉を練り、縄のように細長くねじって作ります。
中国では、ある子どもが7月7日に亡くなり、その後熱病が流行ったことから、病よけとしてその子の好きだった索餅をお供えし、食べるようになったという言い伝えもあります。
作り方
- 小麦粉と砂糖をボールに入れて混ぜ合わせる。
- 別のボールに卵を割り入れ、はしでかきまぜて牛乳を入れてさらによく混ぜる。
- (1)のボールに(2)を流し入れ、だまがなくなるまで手でよくこねる。
- 表面がなめらかになったら油を加えて、さらにこねる。ラップをして、30分間ねかせる。
- 生地をだいたい3等分に手でちぎる。まな板の上に、小麦粉(分量外)を薄くひき、のし棒で15cmぐらいにのばす。
- ナイフでひも状になるように切り、手で20cmぐらいになるまで転がしながらのばす。
- ひもの端を片方の手で押さえて、もう一方をねじっていく。
- ひもの両端を持ち上げて、縄状にねじり合わせる。
- 鍋に油(分量外/適量)を入れて熱し、揚げる。浮き上がり、きつね色になってから焦げないうちに取り出す。
- 竹串で刺し、棒に生地が付かなければできあがり。