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縁結び 恋愛成就 京都地主神社だより 令和元年12月号

date2019年12月1日

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◇◆◇神・こころ・ひと・日々新たに◇◆◇

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京都地主神社だより
~令和元年12月号~
NO.226 令和元年12月1日
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◆今月のご案内


▼今月の宮司の言葉

令和元年も残すところ一か月足らずとなりました。今年は、新時代の到来にふさわしくスポーツの大きなイベントで盛り上がりをみせ、賑やかな一年であった一方、平成から続いて自然災害に見舞われ、自然の脅威を感じざるをえない一年でもありました。みなさんはどんな一年を過ごされたでしょうか?

楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと…いろいろなことがあったと思います。当たり前のことですが、良いことは続いて欲しいし、良くなかったことは続いて欲しくないでしょう。そのような思いを一年の最後に、神さまへお願いしに行くのはいいかもしれません。この時期に神さまへのお願いは初詣では?と思われるかもしれませんが、“年末詣”もおすすめです。

良い一年であった人は「ありがとうございました」とお礼を申し上げに。いつもと変わらない一年であったという人も、無事に過ごせたことに、やはり「ありがとうございました」と感謝の気持ちをお伝えしましょう。

年末に家の中をお掃除するように、お参りすることで心の中の余計なものを掃き清め新しい年を迎える。年が変わった時に福が入り込みやすいイメージがわいてきませんか。もちろん、初詣にお参りされても神さまはご利益を授けてくださいますが、年末の25日頃まではやや人出も落ち着いていますし、年末の慌ただしさから少しの間離れて、新年の幸福をお祈りされてはいかがでしょうか?

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▼行事のお知らせ

  • しまい大国祭 12月1日(日) 祭典午後2時

 

  • 大祓祭 12月31日(火) 祭典午後3時

 

令和2年新春初詣
  • えんむすび初大国祭 1月1日~3日 祭典午後2時

 

  • 月例祭 えんむすび地主祭り 1月5日(日) 祭典午後2時

    えんむすび地主祭りは毎月第一日曜日です。
    祭典ご参加の方に開運こづちを無料授与致します。

     

    それぞれのお祭りについて詳しくは、こちらへどうぞ

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▼今月のトピックス

◇2020年版「お正月特集ページ」アップ

地主神社ホームページに「お正月特集」2020年版をアップしました。
新年に福を呼び込むための年末の迎春準備の習慣、行事がカレンダー形式でひと目で分かる「お正月準備カレンダー」のページも2020年版になっています。

京都地主神社お正月特集ページ

 

また、地主神社ホームページのトップページもお正月バージョンになっています。お正月までのカウントダウンが表示され、期間限定の「お正月占い」ができます。ぜひ、ご覧ください。

京都地主神社トップページお正月バージョン

 

◇年末年始・初詣 参拝時間のお知らせ

令和元年12月31日~令和2年年1月3日の、大晦日、お正月三が日の参拝時間も平常通り午前9時~午後5時となります。
31日夜から1日早朝は閉門となっていますのでご注意下さい。
お正月三が日午後からは混雑が予想されます。初詣には午前中のご参拝をおすすめします。

 

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▼海月ルイの京都ラビリンス

◇「良いお年を 令和元年」

 令和元年も残すところ一ヶ月となりました。春に改元され、秋には即位の礼やパレード、大嘗祭と、おめでたい行事が続きました。

来年は東京五輪が開催されます。一大イベントですから、国内はもちろん、世界各国から大勢の人々が日本を訪れることでしょう。

京都市を訪れる観光客も激増しています。清水坂など、日本人より外国人の方がはるかに多く、歩いていると外国語ばかりが聴こえてきて、ここは一体どこの国なのだろうと戸惑うほどです。

去年、地元紙の読者投稿欄に興味深い意見が掲載されていました。投稿者は京都市北区に住む五十代の女性です。彼女は仕事柄、西陣周辺を自転車で回っているそうです。

京都市内では、地元住民しか知らないような私道や生活道路に外国人観光客が入ってくるのは珍しいことではなくなりました。それだけならともかく、彼らはまるで遊園地で遊ぶ子供のように騒いだり、歩きながらものを食べたり、ゴミを捨てたり、と傍若無人な振る舞いで、近隣住民を悩ませています。

彼女はこうした現象について「京都市内は気づかないうちにテーマパーク化されているのではないか」と危惧しています。

おそらく京都市民の多くが日常、痛感していることでしょう。「テーマパーク化」は日を追って顕著になっています。

京都市は観光都市なので、観光客がたくさん来てくれることは有難いことです。けれど昨今の異常ともいえる外国人観光客の激増とマナーの悪さについては、かつては存在しなかった問題、軋轢を生じています。

遊園地等の本物のテーマパークは、最初から遊園地として作られ、管理されています。管理者は開園時間と閉園時間を明確に定め、入園客のための誘導や案内を徹底し、楽しく安全に遊べるようにスタッフを配置しています。

入園客は「立入禁止」の札がない限り、どこにでも好きなところに入っていけるし、写真、動画も好きなだけ撮れるでしょう。

むしろテーマパーク側は入園客の撮影を歓迎し、SNSで園内の画像や情報が全世界に発信されることを想定しています。それも含めての商業施設であり、エンターテインメントなのです。

特徴的な建造物、楽しいアトラクション、可愛いキャラクター、魅力的なキャスト、それらとともに写真を撮るのも、入園客にとって大きな楽しみの一つです。

この感覚を、実際に人々が生活している町に持ち込まれたら、どういう事態になるでしょうか。

遊園地ではありませんから、管理者はいませんし、統括した案内や誘導もありません。住民はキャストではないし、民家はアトラクションではありません。

京都市は観光都市ではありますが、それ以前に一般市民が暮らしている町でもあります。普通の人が普通の暮らしをしているところなのです。

昔から京都を訪れる観光客は大勢いましたが、観光客が見物する場所と、一般市民が暮らす日常の空間は、重なるところもあるものの、実は明確に別れていました。有名な神社仏閣の近辺でも「観光客がやってこない場所」は存在し、地元民以外が立ち入ることはなかったのです。

ところが昨今は、どんな小さな路地や私道でも、外国人観光客がぞろぞろと歩いており、写真や動画を撮ったり、民家の敷地や玄関に座ってものを食べたり、仲間と大騒ぎをしたりしています。彼らは町並を「テーマパーク」と同列に捉えています。

京都市内には民家を改造した民泊が急増しています。昔ながらの町屋の風情を残した造りになっており、彼らにとってはまさにアトラクションの一つに見えることでしょう。

民家と民泊の違いは、暖簾がかかっているかいないかとか、目立たない小さなプレートがあるかないかというくらいのもので、一見したところわからないように造られています。まさに町並みに溶け込んだデザインに仕立てられており、観光客にとっては遊園地内の施設で宿泊しているような感覚になるのでしょう。

投稿者は民泊について「これを見た時、以前にハウステンボス内で一戸建て風の宿泊施設に家族で泊まったことを思い出した」と書いています。

外国人観光客にとっては、住民が暮らしている本物の民家と、営利目的で運営されている民泊との区別はついておらず、おそらく同じに見えています。

地元民が住む民家も、テーマパークのなかのアトラクションの一つと解釈してるので、中をのぞきこみ、侵入し、撮影し、それをSNSで発信するのも当然のようにやっています。

外国人観光客が私道の抜け道や狭い生活道路に大勢で歩いたり、レンタサイクルで入り込んだりするのも、今や日常となりました。投稿者はこれについて「生活の中に侵入されてきている感じがする」とも書いています。

日祝日や連休中だけ、というのならともかく、平日でも関係なく、早朝から深夜まで毎日こんな状態が続くのですから、投稿者の嘆きももっともなことです。

京都市は観光都市なので、海外からの観光客を迎えることについては昔から慣れているし、日常のことと捉えています。しかし、そんな京都市民ですら、今の状況について辟易しているのです。

来年もまた、大勢の観光客が京都を訪れることでしょう。市民生活に深刻な問題や軋轢が生じないような新たな方法を模索しなければならない時期かも知れません。なんとか、平穏な市民生活と観光都市としての機能が両立するようにできれば良いのですが。

さて、今年もありがとうございました。

令和二年が、平和で幸せな年でありますように。

皆様、良いお年をお迎えください。

 

◇海月ルイ(うみづき・るい)

京都市出身
第五回九州さが大衆文学賞受賞「シガレット・ロマンス」
第三十七回オール讀物推理小説新人賞受賞「逃げ水の見える日」
第十八回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞「尼僧の襟」
第十九回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞「子盗り」

 

◆◆12月の海月ルイ インフォメーション◆◆

  • 「親と子のこころの風景2 今日はちがうよ」(愛知県教育振興会発行)
    エッセイ掲載。問合せTEL052-961-8501
  • 徳間書店モバイル
    京都祇園迷宮事件
    京都迷宮事件簿 薄い月
  • 文藝春秋「文春ウェブ文庫」て゛「子盗り」「プルミン」
    「十四番目の月」刊行。
  • 文藝春秋より「十四番目の月」文庫化。
  • 文藝春秋より「ローザの微笑」
    赦すことで女は浄化され
    赦されることで男は泥に沈む。
    渾身の書き下ろし文藝春秋より発売中。
  • 「京都迷宮事件簿 薄い月」徳間書店より発売中。
  • 「京都祇園迷宮事件」徳間書店より発売中。
  • 「プルミン」が文藝春秋より文庫化されました。
  • 2005年日本国際博覧会『愛・地球博』記念
    「万博百景集」にエッセイ掲載。
    発行(財)2005年日本国際博覧会協会・中日新聞
    問い合わせ・中日新聞文化事業部
    TEL 052-221-0729
  • サントリーミステリー大賞受賞作品「子盗り」が文藝春秋より文
    庫化されました。
  • 「別冊文藝春秋」に連載されていた「十四番目の月」が文藝春秋
    より単行本化され発売中。
    京都を舞台にした誘拐劇。果たして犯人はどうやって身代金を強
    奪したのか?
  • 「烏女」(からすおんな)双葉社より全国書店で発売中。

(無断転載を堅く禁じます。)

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▼今月のご利益別運勢占い

●1月生まれ
恋愛運:好みのタイプが変わるとき
金 運:お得な買い物ができそう
学び運:繰り返すことで身に付く
健康運:足元を温めて

●2月生まれ
恋愛運:他の人に惹かれるかも
金 運:ごちそうになる機会が増
学び運:資格取得の勉強を
健康運:早起きでエネルギーUP

●3月生まれ
恋愛運:アプローチが多数
金 運:飲食費がかさみそう
学び運:新しい分野に挑戦
健康運:野菜を意識してとって

●4月生まれ
恋愛運:理想の相手が現れるかも
金 運:ファッションに散財しそう
学び運:語学の勉強を
健康運:ハーブティーで快眠

●5月生まれ
恋愛運:多数の人からデートの誘いが
金 運:おつき合い費がかさみそう
学び運:来年の目標を立てて
健康運:寝冷えに注意

●6月生まれ
恋愛運:思いが相手に伝わりにくいとき
金 運:臨時収入があるかも
学び運:セミナーに行ってみて
健康運:湯船に浸かってリフレッシュ

●7月生まれ
恋愛運:気持ちが伝わらずに空回りしそう
金 運:プレゼントに恵まれる
学び運:体験教室に行ってみよう
健康運:加湿器で乾燥予防を

●8月生まれ
恋愛運:友だちでもいい関係が築ける
金 運:欲しかったものがお得に買える
学び運:目標の再チェックを
健康運:アートで癒される

●9月生まれ
恋愛運:モテ期の到来
金 運:予定外の出費が
学び運:提出物は見直してから
健康運:プチ旅行に出かけて

●10月生まれ
恋愛運:理想のタイプと出会う
金 運:大きな出費がありそう
学び運:早朝に学ぶ習慣を
健康運:筋トレを始めて

●11月生まれ
恋愛運:望みどおりの人と出会う
金 運:定期預金を始めよう
学び運:得意分野を極めて
健康運:半身浴で汗をかこう

●12月生まれ
恋愛運:予想以上のうれしい出来事が
金 運:衝動買いに注意
学び運:メモを忘れずに
健康運:家に帰ったらうがいを習慣に

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〇編集後記 先月11月23日の当神社「もみじ祭り」は穏やかな秋晴れに恵まれ、多数のご参拝でにぎわいました。「お神楽」の奉納は毎年熱心にご覧いただきますが、奉納の最後に拍手が起こったのは今年が初めての事でした。おそらく海外の方も多数おられたからではないかと思います。月例祭をはじめ、最近はどのお祭りにも海外の方も多数ご参拝になりますが、作法をご存じなく戸惑われることも多いようです。今年の「もみじ祭り」では皆様非常にマナー良く参拝されていましたので、海外の方にも日本の文化を熟知された方が多くなったのではと思います。「お神楽」の最後の拍手は、日本人の方はされないと思いますが、お気持ちの伝わる拍手でした。


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編集・発行 :

世界文化遺産 京都地主神社 Kyoto Jishu Jinja Shrine
参拝時間 午前9時~午後5時
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